関西IMネットワーク協議会セミナー

ビジネスカフェあきんどひろば

2011年02月05日 09:54


第5回インキュベーション・ウィーク関西
出会いで変わるビジネス

◆日時 平成23年2月4日(金)14:00~
◆場所 島屋ビジネス・インキュベータ
◆主催 関西IMネットワーク協議会、近畿経済産業局、(独)中小企業基盤整備機構近畿支部
◆後援 日本ビジネス・インキュベーション協会

第5回インキュベーション・ウィーク関西を1月27日(木)~2月4日まで、関西のインキュベーション施設が連携しイベントをそれぞれで開催してきました。本日は最終日で関西IMネットワーク協議会セミナー&交流会を開催しました。会場にはIMのほか、企業経営者等の参加もあり盛り上がりました。

今回は、資金獲得という視点に着眼した内容でありました。ベンチャー企業の中でも、とりわけ研究開発型企業の成功には、資金力がかかせません。そのあたりを補助金とベンチャー・キャピタルからの視点から俯瞰してみることができたのではないでしょうか。

補助金獲得・活用の方法では、研究開発は資金に比例して成功する。というのが印象的でした。補助金獲得の観点からは国の施策動向を注視すること。科学技術分野ではロードマップが公開されていることからこれらを参考とすること。獲得のコツは、新規制度狙いや事前相談をすること、良いテーマの作りこみなどがあげられていました。



ベンチャー・キャピタルの視点から、日本、米国、アジアで活躍するベンチャー・キャピタルの方から動向を聞くことができました。その中で感じたことは、海外は元気であるということです。



アメリカでベンチャー企業が育つ秘訣として、マネジメント・プールがあるということです。マネジメント・プールとは、”社長職”のスペシャリストがいることです。過去に成功した社長が、ベンチャー企業の社長に着任し、その企業を育てるというものです。気になるのは、会社を生み出した創業者です。社長を第3者に渡すことを喜べないのでは・・・と思うのですが、技術開発は好きでも、経営は苦手な方も多い。経営を経験ある社長に任せ、企業を成功に導くことで、企業価値が高まる。すると創業者は利益を得て喜べるというものです。
米国型を日本でそのまま展開するということは、難しいと思いますが、日本型のベンチャー企業の育て方が、BIそしてIMに課せられているのではないでしょうか。

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