2010年07月01日
~潰れない会社を作る!~
第8回
皆さん、こんにちは、FMラジオスイート81.5ニュースコメンテーター・税理士・行政書士の小川宗彦です。
「起業家のための経理の勘どころ」について、全10回シリーズでお届け致します。
経理業務と一口に言ってもその内容は多岐に渡ります。
このコラムでは、それぞれの業務内容と経理処理ついて、ポイントを押さえ、わかりやすくお伝えしていきます。準備はよろしいですか?それでは、早速参りましょう!
第8回 「起業家のための経理の勘どころ」
~潰れない会社を作る!~7月1日号
会社を設立したからといって、半永久的には続かない・・・。
そう、10年後にはおよそ90%の会社が「倒産」していきます。生き残っていくのは、わずか10%未満という現実。
いつの世もまさに、生きるか死ぬかのサバイバル戦争なのです。
そしてはっきり申し上げておきたいのは、経営者の仕事は、「会社を潰さないこと」です。
それは、お客様のためであり、社員と家族のためであり、社会のためであるからです。
もちろん、あなたのためでもあります。
では、どうすればよいのでしょうか?
その答えは、「経営者自身が数字に明るくなる」ということです。
なぜなら、あなたは、会社を潰さないために、「数字」を意識した経営をしなければならないからです。
たとえば、「この売上と利益率だと、経費をいくらまでに抑えないといけませんか?」と逆に私が尋ねると、ほとんどの会社の社長は、「数字なんて嫌い・・・。」というのが顔色から見て取れます。
でも、逃げないで下さい。
基本的に社長が押さえるべき数字、つまり会社を潰さないために知っておくべき数字は次の2つです。
それは、粗利益率と固定費なんです!
これを式で示すと、以下のような考え方になります。
①売 上 - 変動費 = 粗利益
②粗利益 - 固定費 = 利 益
粗利益とは、売上から仕入や外注費のような変動費を差し引いたもので、その粗利益を売上で割ったものを粗利益率といいます。
次に人件費や家賃などの固定費ですが、これは売上にかかわらず一定額発生する費用なので、儲けるとは固定費を上回る粗利益を出すことなんです。この固定費を削減することができればいいんですが、現実的には難しいのが実情です・・・。
実は、この粗利益率と固定費を知ることにより、会社の売上を予想し、会社の体力を予測することができるんです。そして、予想した数字から、赤字になることがわかれば目標と実績の軌道修正をし、儲けるための計画を立て直していくことができます。
これは、トクもしないしソンもしない損益分岐点を知るということなんです。
数字がわかるからといって、ビジネスが成功するわけではありませんが、数字に無頓着になっていると、「倒産」の憂き目に遭います。
だから、数字を味方にするのです。
いずれにしても、赤字を解消する方法は、次の3つです。
①変動費の削減
②固定費の削減
③売上の増加
このように、会社を潰さないために、常に採算を意識して、儲けを生み出す仕組み=ビジネスモデルをブラッシュアップして行きましょうね!
それでは、また!
参考文献
キャッシュレス、伝票レス、社員レス!ココまでできる経理の合理化』
児玉尚彦著、日本能率協会マネジメントセンター、2004年。
『「儲かる経理」に30日で変わる究極の方法』
児玉尚彦著、日本実業出版社、2005年。
『陣川公平・経理マンの勉強法』陣川公平著、日本実業出版社、1979年。
『陣川公平・考える経理』陣川公平著、日本実業出版社、2001年。
『資金繰りをラクにする108のセオリー』高橋敏則著、ダイヤモンド社、2002年。
『社長は「会社のお金」をこう残せ!』岩佐孝彦著、日本実業出版社、2007年。
『あなたを変える「稼ぎ力」養成講座』渋井真帆著、ダイヤモンド社、2003年。
『会社にお金が残らない本当の理由』岡本史郎著、フォレスト出版、2003年。
『稲盛和夫の実学―経営と会計』稲盛和夫著、日本経済新聞社、1998年。
『数字嫌いの社長でもわかる儲けの帳簿』小笠原史郎著、フォレスト出版、2007年。
『社長の疑問に答える会計の本』田村繁和・小長谷敦子著、中経出版、2003年。
滋賀で創業するなら「ビジネスカフェあきんどひろばブログ」は滋賀県産業支援プラザ創業支援室が運営しています。インキュベータの運営もしています。
滋賀県大津市打出浜2-1 コラボしが21内 077-511-1416 創業支援室まで、お気軽にお問い合わせください。
Posted by ビジネスカフェあきんどひろば at 09:00│Comments(0)
│起業家のための経理の・・